暖冬気味と言っても・・・まだもう少し、冬の気配です。 先月に続いて、カリウムの事。
カリウムは患者様が安心して食生活を送るう えで、リンとともに、摂取量について気がかりな栄養成分ですね。
カリウムを多く摂りすぎると、不整脈や心停止などをおこし危険な状態にな る可能性があるので、カリウムの過剰摂取には気をつけなければなりません。
カリウム摂取量は一日当たり2000mg 以下です。カリウムは野菜や果物だけ ではなく、肉や魚、乳製品などタンパク質が多い食品にも多く含まれています。
一日の摂取食品中のカリウムバランスは下図を参照ください。野菜や果物は約半分で、残り半分は、ご飯や、主菜のたんぱく質食品が占めています。 たまに果物や野菜でのカリウムを多めに摂った日は、肉や魚などの 主菜を控 え 目にしたり、野菜や芋類などは茹でこぼし、水さらしして、摂取量も少な目にするなどの工夫で、カリウムバランスを保つことは可能です。
しかし、日常的には果物や生野菜の摂取過多は控えましょう。
(透析ケア 2019 冬季増刊 より引用)