調味料の塩分について

№154
酷暑の夏もやっと収まり、朝夕の秋の気配にほっとします。
今月は塩分摂取量の半分以上を占める調味料について。少し詳しく・・・
〇醬油・みそ・食塩
これらの調味料には減塩タイプがあります。表示を確認して、一日の目安量を決めるとよいでしょう。減塩だからと過信して、使用量が多くならないよう注意しましょう。
減塩調味料にはナトリウムの代わりにカリウムが使用されている場合があるので、原材料表記を必ず確認してください。カリウムは高カリウム血症につながるので注意が必要です。
〇だしの素
インスタントだしを使う頻度は高いと思いますが、だしの素には塩分が多く含まれているので要注意です。使用量を減らしたり、食塩無添加だしの素を使用したり、天然素材の昆布や、椎茸の戻し汁を利用したりして調理工夫するのもお勧めです。
〇料理酒
料理用の酒は食塩を添加して「不可飲処理」加工をされています。調理によく酒を使用する場合は、「料理のための清酒」など、食塩を含まないものを選びましょう。
〇ドレッシング類
ノンオイルドレッシングはオイルを減らした分、食塩や糖分を加えているので、気をつけましょう。大さじ1に、約1.0gの塩分が含まれています。マヨネーズに変えたり、レモンや柑橘類で割ったりして、使用量を減量できます。
〇味の素は、成分表示には「アミノ酸等」とあり、ナトリウムが入ってないように思われますが、1g中に0.3gの塩分が含有されています。使いすぎにはご注意ください。
〇すし酢やかんたん酢など
酢の物やピクルスを作る時に手軽に使える調理酢も、大さじ1あたり0.15~1.0gの塩分が含まれているので、頻繁の使用には気をつけてくださ
い。塩分の入っていない穀物酢に、少量の塩での調節をお勧めします。
〇チューブ入り調味料
チューブタイプの調味料には、殆どのものに食塩が添加されています。
わさびと和からし、小さじ1に0.1g
おろし生姜、小さじ1に0.1g
おろしにんにく、小さじ1に0.3g

粉からしや粉わさびは食塩を含みません。生姜やニンニクも刻んで冷凍したりのひと手間で、塩分はゼロとなります。
少しの知識と実行で、減塩効果を!

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