桜便りと共に春の訪れがうれしい季節です。
今月は脂質の話。
脂質は、炭水化物、タンパク質と並ぶ三大栄養素の一つです。1g当たりのカロリーは9kcal含まれ、炭水化物、たんぱく質の4kcalに比べ高カロリー食材と言えるでしょう。
脂質には中性脂肪、リン脂質、コレステロールなどが含まれます。
エネルギー源になるのは中性脂肪で、リン脂質やコレステロールは、細胞膜を構成したり、生理作用を調整したりなどの重要な作用をします。
なので、脂質は高カロリーだからといって控え過ぎないようにし、適度な量の脂質摂取が必要です。
三大栄養素の摂取バランス(エネルギー比率)は、炭水化物55%:脂質25%:タンパク質20%理想です。
糖質や脂質の摂取が少なくエネルギー不足になると、体内のタンパク質がエネルギー源として利用されるので、十分な糖質と脂質エネルギーを確保することが大切です。このことを「糖質・脂質のたんぱく質節約作用」といいます。
次回も、もう少し脂質の話続きます。