塩分と香辛料について

春めきを感じ、草木の芽生えや花の開花に心弾む日々です。

今月は、塩分と香辛料について、です。
塩分を控えるためのお気づかいは、透析患者さんにとって避けて通れない課題ですね!食塩(ナトリウム)イコール辛い物は、すべて控えなくては、と思ってられる患者さんも多いかと思いますが、カレー粉、胡椒、唐辛子などの香辛料はナトリウム含量が0又はごく微量なので、安心して使っていただけます。カレー風味や、ピリ辛のエスニック料理は塩分控えめで、十分美味しく召し上がれます。但し、過度な香辛料使用は消化器系には負担がかかるのでお気を付けください。わさびドレッシングや、カレー塩、鷹の爪など調理にうまく利用して食事を楽しみましょう。
しかし豆板醬の食塩含量は比較的高め(17.8g/100g)なので、使用量には注意してください。ラー油(1.6g)やタバスコ(0)などの使用も減塩効果が期待できます。酢は塩分を含有しないので、安心して使用できるお勧め調味料です。酢の物や甘酢など積極的に取り入れましょう。

また生姜、にんにく、バジル、ゆず、しそ、山椒 などの香り食材をうまく利用して、美味しく減塩、も食事を豊かにしてくれます。

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