夏本番の厳しい暑さです。体調管理に気をつけて透析生活維持していきましょう!
さて先月の高齢者の食生活留意点、続きです。
その③ 低栄養時の対応について
低栄養に陥る原因を考えてみましょう。加齢による日々の行動生活の低下や、味覚・嗅覚の障害、消化吸収機能の低下、などが影響して、食欲不振に陥り、低栄養につながります。また、塩分や水分の制限、薬の副作用で下痢や便秘を引き起こして食欲不振につながることも。低栄養の原因を見つけ、早期の改善策を考えることが大切です。無理な制限はせず、好みのものを食べることを優先するのもいいでしょう。
前回までは塩分制限の話や、たんぱく質やエネルギー確保のことをお話ししましたが、食事量の低下が1週間以上続く場合は、リーナレンや、牛乳やゼリー、アイスクリームなど食べられる食材をしっかり食べてのエネルギー確保が第一優先です。高齢者の場合、栄養状態が悪くなると、改善するのに時間がかかります。
食欲不振の原因を見つけ、長期化させないように、早めの改善策を
検討しましょう。