リンの調理による減少効果

秋晴れも足早に・・・朝夕は冷え込み、冬の訪れを感じる今日この頃です。

インフル、コロナにも引き続いてのご留意を!
今月はリンの調理による減少効果の話です。
リンのコントロールは、カリウムと並んで患者さんにとって気がかりなポイントだと思います。リン摂取を厳しくし過ぎての低栄養は、リスクが大きいですが、リンの過剰摂取による副甲状腺亢進症は、骨や血管などへ悪影響を及ぼします。リン含有の少ない食材選びは大切ですし、リン吸着薬の服用も忘れないようにしましょう。
ところで、カリウムの茹でこぼしによる減量効果はご存知でしょうが、リンも茹でることによってのある程度の減量が可能です。ラーメンの麺を茹でこぼしたり、ハム、ソーセージを下茹ですることで、無機リンの減量が期待できます。乾麵だと茹でることで約15%のリンを減少させることができます。

ただし、茹で汁には溶けだしたリンが入っているので、スープはなるだけ
残すようにしましょう。

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